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三菱東京UFJがモルガンスタンレーに出資。
なんとなく報道ステーションを見ながら夕飯を食べてたら「三菱東京UFJがモルガンスタンレーに出資」のニュースが流れた。
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK018880220080922
(正式なリリースはこっち)https://www.release.tdnet.info/inbs/140120080922048547.pdf

ここ1週間、リーマンが潰れたり、メリルがバンカメに買収されたり、AIGが瀕死になりかけたり色んなニュースが流れて、対岸の火事を見てるような気がしてなんとなく浮き足立っていただけだけど、今日のニュース見てなんかもう浮き足立つっていうか、びっくりした。跳ね上がった。
昨年(だったと思う)にみずほコーポレート銀行がメリルリンチ証券に出資、というニュースでもびっくりしたけど、今回は更に驚いた。
10〜20%の出資は大きいはず。
報道ステーションによると、20%取得の場合が9000億円かかるらしい。

9000億円って相当な額だけど、(モルガンスタンレーに20%出資ということを考えれば)案外少ないもんだと思ってしまった。
モルガンスタンレーはアメリカ2位の投資銀行であるわけだし。

ちなみにMUFG(三菱東京UFJフィナンシャルグループの略称)が株式取得15%を超えると最大株主になるらしい。


また、出資、ってことだけじゃなく、取締役を送り込む(送り込める)ってことにも驚いた。
今まで各行がやってきた「出資」とは訳が違う。
今までの出資は、ただ単に「お金を出す」だけ。
そして、「出したんだからちょっとは提携しよう」ってことで提携していただけ。

だが今回は、出資して「取締役」を送り込む。
経営に参加することになるのである。

1人、という少ない人数ではあるが、日本の金融機関が米系金融機関への経営に参画する、というのは非常に大きなことであるように思う。

さしずめ「欧米金融機関にとっては小さな一人だが、日本にとっては大きな飛躍だ」と言ったところだろうか。


これによって、MUFGの世界戦略は変わってくるのではないだろうか。
モルガンスタンレーの経営に参画出来ることによって、MUFGとモルガンスタンレーが強力して業務を行っていくことは容易になるだろうし、増えていくように思う。
日本国内に目を向ければ、三菱東京UFJ証券とモルガンスタンレーが協力して業務をやるようになるのではないだろうか。

投資銀行業務を共同でやる、ということは難しいかもしれないけど行われるかもしれない。
また、モルガンスタンレーが組成した金融商品をMUFGのネットワークで売る、ということは行われるのではないか。


そもそもみずほや三井住友は海外金融機関と結構提携してるけど(みずほ証券はUBSとクロスボーダー関連に関して提携してた気がする。三井住友も以前GSに出資かなんかして多少の関係はあったはず。それだけではなく、みずほコーポレート銀行はメリルリンチに出資、三井住友銀行はバークレイズと提携、というニュースもあった)、MUFGは今までそういう話がなかったんじゃないか。
各行世界を意識して様々な戦略を打ち出し、海外金融機関と提携していたけど、MUFGはそのような話がなく、焦っていたんじゃないだろうか。
それを考えれば、今回の話は自然な話のような気もする。


また、今回の話は両者にとって良い話だと思う。

今日の朝のニュースで、「ゴールドマンサックス(以下GS)、モルガンスタンレー(以下モルスタ)が銀行持ち株会社へ移行」、っていうのがあった。
モルスタもGSも証券部門しかないから、容易に資金を調達出来ない。
そのため、今回みたいなことが起きると倒産の確率も高くなってしまうわけで。
UBSやJPモルガンみたいに銀行がバックについてると(むしろ本体)、最悪銀行側の資金を注入すればいいから、存命出来る。
今のモルスタ、GSだと銀行がないからそれが出来ない。金の調達が容易に出来ない。

でも、銀行持ち株会社に移行しちゃうことによって、FRBから資金を貸してもらえるようになる。それにリテールとしての銀行を抱えることが出来るから資産増大、ある意味万が一に備えられる。


モルスタ自体、以前どっかの新聞かなんかで「ワコビアと合併の可能性」なんてのも出てたし、相当お金がなかったんじゃないだろうか。(だから銀行持ち株会社へ移行って話だったんだと思う)

そこへ、お金が余りすぎている日本の銀行に白羽の矢がたったんじゃないか、と。
MUFGは総資産額も世界有数だし、財務基盤も問題ないはず。
それにサブプライムの被害もほとんど受けてないから、お金もちゃんと出せる。

モルスタからすれば、バックにお金が余りまくってる銀行がつくわけで、今後やばい時に助けてもらいやすいという算段はあったんじゃないだろうか。
それに、日本はアメリカになかなか意見が言えないという現状があるので、アメリカ政府を通じてMUFG側に何かすれば言うことを聞いてもらえる、と思ったんじゃないだろうか。

また、シンガポールや中東のSWFだとリターンについてうるさいだろうし、お金も長くは留めておかないだろうけど、日本はそこまで言わない/やらないだろうし。
そういう意味でもモルスタ的においしい取引なんじゃないだろうか。

以前(多分去年)モルスタは中国のファンドにお金を出してもらっている。
以前中国を頼るほどやばかったから、もう引き受け手もあまりなかったんじゃないか、っていう、うがった見方も出来る気がする。


MUFG的には、世界展開を加速出来るし、うまくすればノウハウを盗めるし、余ったお金の有効な活用法(利息的な意味合いで)も見つかったし、ってことでちょうど良いんじゃないだろうか。




ということをぼーっと考えてみた。
金融機関に勤めているわけではないので、様々な間違いがあるかもしれないです。
| ニュース | 03:26 | comments(0) | trackbacks(1) |
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オツカレです。 わずか3日間での短期決断は本気度満点だ。
| ハズレ社会人 | 2008/09/24 3:27 PM |